1. はじめに
floscとは、OpenSound Controlというプロトコルを使って、flashと他のプラットフォーム(Max/MSP、Processing、C言語によるプログラムなど)同士でデータを送受信するためのJavaサーバーです。といっても、やり方さえ覚えればそんなに難しいものではありません。
例えば、
○Max/MSPで人の顔の表情を認識(cv.jitというライブラリが代表的)して、その結果をFlashに送る。ネットワークで繋がったパソコン2台を使い、それぞれの計算は1台づつのパソコンで行なう。
○グラフィックの描画はFlashで行ない、音声はMax/MSPで実行する。
○3Dグラフィックの描画はC++やCocoa(Objective-C)で行ない、音声はMax/MSPで実行する。
などといったことができます。
前期授業の概要
4年前期は、卒業制作に繋がるものとして各人(もしくはグループ)でプロジェクト案を設定する。教員の希望としては「アート、テクノロジー、社会」の関係を批評的に検証したプロジェクトだが、特にこの範疇に限定するものではない。真摯なアイデアであればどんなものでも良い。極力、自分自身にとっていま問題となっている題材を扱った方が良い。前・後期に1作品ずつ制作する(後期に制作するものは卒業制作)。前後期の作品の位置づけは個人にまかされる。例えば前期と後期それぞれ全く違うアイデアで制作してもかまわない。また、前期の作品と卒業制作を関連づけてもかまわない。しかし、どちらにしても必ず前期末には作品を制作すること。
プロジェクトはメディアアートの文脈で発表できるものとする(通俗的な言い方をすると、Ars Electronicaに応募できるようなプロジェクト)。
Interactive Art, Hybrid Art, Digital Communities, Digital Musicsなどのカテゴリーがその範囲になるだろう。
それぞれが提案するプロジェクトが意味のあるものであるかそうではないかは、授業内のディスカッションによって他の学生/教員/ゲスト講師が批評する。
1. はじめに
1-1. 授業の概要
1-2. なぜプログラミングの知識が必要なのか
2. カリキュラム構成のキーワード
【表現的側面】
点、線(直線・ベジェ曲線)、図形、色彩、アニメーション、インタラクション1(キーボード入力)、インタラクション2(マウス入力)、画像、サウンド、ビデオ入力、ネットワークコミュニケーション
【アルゴリズム的側面】
変数、変数の型、if、else、for、while、switch、配列(1次元配列 〜 n次元配列)、三角関数、モジュール化、クラス、メソッド