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18 5月 2009

次に、立方体をドラッグによって回転させてみましょう。
QCにはマクロパッチという概念があって、いくつかの機能のパッチを組み合わせてグループ化する機能があります。
ユーザ自身が作ることもできますが、初めから用意されているマクロパッチもいくつかあります。
今回は「TrackBall」というパッチを使います。
マクロパッチは通常のパッチの角が丸いのに対して角が四角になっています。
注!! ここから先の実習はキャプチャ映像をテクスチャにしているので、カメラが使えない環境の人は画像をテクスチャとして貼り込んでください。
「TrackBall」をEditorに配置してください。

次に、「Video Input」と「Cube」を同時に選び、Editメニュー>Cutを選び、一旦消します。
そして、TrackBallをダブルクリックすると、そのTrackBallパッチの中身が表示されるので、Editメニュー>Pastを選び、一度消したパッチをペーストします。
この時、左上のパスを見ると、Root Macro Patch > TrackBallとなっています。
つまり、Video Inputパッチと、CubeパッチはTrackBallパッチの中にあるのです。

Macroパッチは、その中にパッチを内包することができるパッチだと覚えておきましょう。
ビューワ上の立方体をドラッグしてみてください。グリグリ回転するようになっています。
パッチの階層
ここで、パッチの階層を見てみましょう。

Quartz Composerプログラミングガイドより引用。
Macroパッチはその中に更にMacroパッチを含むことができるので、複雑な構造になるといくつもの階層になる場合があります。最初は2つぐらいの階層で練習しておいて、慣れてきたらいくつも階層を作ってみましょう。

18 5月 2009

同じような要領で、次はこの立方体にライトを当ててみましょう。
「Lighting」パッチを出して、その中に、先ほどの「TrackBall」パッチを入れてみてください。
更に、Lightingパッチの中の「Input Parameter」の「Ambient Light」の色を変えて、光源の色を変えてみましょう。
Root Macro Patch上では下図のようになっています。

ここで、先ほどの「Video Input」パッチと「Cube」パッチがどこにあるかを確認しています。

つまり、「Lighting」パッチの中に、「TrackBall」パッチがあり、その中に上記の2つのパッチが入っているということなのです。

18 5月 2009

すでに、立方体に画像をテクスチャとして貼り込むことは行っていますので、次に、動画やキャプチャ映像を貼り込んでみましょう。
動画の場合
まずは、sample.movをダウンロードしてください。どの場所に保存してもいいのですが、今回はデスクトップ上にしましょう。
sample.movダウンロード(右クリック)
次に、この動画をデスクトップ上からEditorにドラッグしてください。すると、この動画のタイトル名のパッチが現れます。実は、このパッチは「Movie Loader」というパッチなのですが、ドラッグして出した場合には名前が変更されています。これにCubeに繋げると、自動的にテクスチャとして貼られ、なおかつ動画が再生されていることを確認できるでしょう。

キャプチャ映像の場合
キャプチャ映像の場合はかなり簡単です。もちろん、PCにカメラが付いているというのが前提ですが、大抵の場合は自動的に認識してくれます。
「Video Input」というパッチを選んで繋ぎましょう。そのままキャプチャ映像が立方体のテクスチャになります。

18 5月 2009

QCの座標は下図のようになっています。
X軸方向が基準になっていて、+方向に1、-方向に1の距離があり、画面全体では2になります。
4:3の画面上では、Y軸方向は+-0.75ずつとなります。
図の中で+1.0/ARとなっているARとは、アスペクト比(Aspect Ratio)の略です。この場合、AR=0.75になります。

Quartz Composerプログラミングガイドより引用。
この図を頭に入れながら、作成した立方体を動かしてみましょう。

18 5月 2009

次に、今まで作ったパッチにエフェクトをかけてみましょう。
QCは協力なグラフィック機能を持っていますので、このようなキャプチャ映像が貼られた立方体にエフェクトをかけるという、非常に処理に時間がかかるようなエフェクトも非常に高速に実行することができます。
ここでは、「Render in Image」というパッチを使います。
このパッチは、作成したグラフィックスを一旦別の画面に画像として出力するパッチです。これを使うことによって、エフェクトをかけることが可能になります。
「Render in Image」パッチを出して、「Clear」パッチと「Lighting」パッチを中に入れてください。

「Render in Image」パッチ内に上記の二つのパッチが入っていることになります。

さらに、この「Render in Image」パッチと、いくつかのフィルターのパッチ(Exposure Adjust, Gaussian Blur, Edges, Bloom)と、「Billboard」パッチを繋いでみましょう。
ここで、Billboardパッチの幅(Width)を2にしてください。

それぞれのパッチの機能は、説明しなくても実際に繋いで結果を見てみると良くわかると思います。
filterのパッチはかなりの種類がある(僕も全部は把握していません)ので、色々試してみて好きなものを選んでみましょう。

3 5月 2009

まずは論より証拠なので、実際にモーショングラフィックを作ってみます。
QCを立ち上げると、自動的にテンプレート(初めから用意されているサンプル)から選ぶようになっています。そのテンプレートの中から、「Blank Composition」を選んでください。
メニューから選ぶ場合には、「File」メニュー > 「New Blank」です。空のファイル(Composition)が作成されます。 

まず、グラフィックはViewerウィンドウに表示されます。
そして、Editorウィンドウには、Patch Creatorで選んだパッチを置いていきます。
まずは、背景色を置いていきましょう。

3 5月 2009

各ウィンドウの名称
それぞれのウィンドウの名称は以下の通りです。
覚えておきましょう。

エディタ(Editor)
基本単位であるパッチを組み合わせる場所。このエディタ上で、パッチ同士を線で結ぶことによって複雑なプログラムが可能となる。
ビューワ(Viewer)
グラフィックスが描画される場所。
インスペクタ(Inspector)
パッチの設定や数値を指定する場所。
Patch Creator
様々なパッチが登録されている。通常はこのPatch Creatorから検索してパッチを見つける。
エディタの構成要素
パッチ(Patch)
パッチは、QCにおいて一番基本となる単位です。例えば立方体を描くパッチ(Cube)をエディタ上におくと、それ以外のことを何もしなくても、ビューア上に立方体が現れます。パッチにはそれぞれの機能が割り当てられていて、それらを線でつなぐことによって複雑な造形や動きを実現します。
クリップ(Clip)
クリップとは、パッチのセットのこと。クリップを自分で作って保存しておくと、色々組み合わせてより複雑なグラフィックスを簡単に作成することができます。Patch Creatorに登録できるので便利です。
今回は時間が限られているので、クリップに関してはこれ以上は触れません。

2 5月 2009

Quartz ComposerはMax/MSPに良く似た操作感のモーショングラフィック作成用ビジュアルプログラミング環境です。
ですが、グラフィックスの描画はAppleが開発している環境なので、非常に高速です。VJのようにグラフィックをリアルタイムに描画するツールの開発には非常に適しているといえます。
今回はITunesビジュアライザを作成しながら、Quartz Composerの基本的な使い方を学習します。
Quartz Composer(以下QC)はDeveloperフォルダの以下のディレクトリに入っています。

Developerフォルダは、通常はインストールされていません。インストールされていない人はシステムのDVDの中に収録されているので、追加インストールしましょう。
また、QCのファイル拡張子は.qtzです。Exampleフォルダには豊富なサンプルが用意されています。QCで何ができるかを知りたい人は是非実行させてみてください。

3 4月 2009

2009年度前期 テクニカルワークショップ
Quartz Composerを利用したビジュアルプログラミングワークショップ

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