4. 人 ⇄ コンピュータ
インタラクティブアートの形態の中で一番オーソドックスな形態。歴史的にも、マイロン・クルーガーなどの作品はこの形態から始まっている。
基本的には人間とコンピュータの関係は1対1になっている。
・画像処理による身体をインタフェースとした作品
マイロン・クルーガー (Video Place1, Video Place2)
Daniel Rozin (Wooden Mirror) 1999
Camille Utterback & Romy Achituv (Text Rain) 1999
Golan Levin (Interstitial Fragment Processor) 2007
Golan Levin & Zachary Lieberman (Reface [Portrait Sequencer]) 2007
・ヴァーチュアルリアリティ(VR)の先駆け
ジェフリー・ショー(Legible City)
・パフォーマンス
D.V.D(DVD)
ステラーク(Ping Body)
・インタラクションが空間に展開した例
藤幡正樹(Beyond Pages1, Beyond Pages2)
5. 人 ⇄ コンピュータ ⇄ 人
この形態は、コンピュータを介すことによって普段無意識的に行われている人間同士のコミュニケーションを可視化させる目的の作品が多い。
スコット・スニブ(boundary functions)
John Cage -Variations VII (DVD)
E.A.T. (Experiments in Art and Technology)の活動中、1966年にベル研究所の協力のもと行われた大規模なサウンドパフォーマンス。
10本の電話回線が新聞社、発電所、演劇のスタジオなどに設置され、それらはリアルタイムに音を収集した。さらに6本のマイクが演奏用の台に付けられ、12本のマイクがジューサーやトースターなどの家庭用器具に付けられた。ラジオ、テレビ、放射能測定装置まで導入された。
光センサーも埋め込まれ、出演者や観客が舞台を動き回ることによって、その音源が変化するという複雑なシステムが組まれていた。現代のインタラクティブアートのさきがけだと言っていい。
レポート課題
以下のページを参照すること(学科内サイト)
http://cb6.media.t-kougei.ac.jp/cgi-bin/ag.cgi?page=BulletinView&bid=72708&gid=0&cid=12978&cp=blc