パーティクル

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TouchDesignerの強力な機能の一つであるパーティクルを体験してみましょう。

Particle SOPの基本

パーティクルを発生させるためには、発生源を作ってあげる必要があります。まずは、下図のようにLine SOP、Sort SOP、Particle SOP、Null SOPを繋いでください。

line1(Line SOP)のパラメータは下図にようにして下さい。LineタブのPoint AとPoint BのX座標、Y座標、Z座標を設定し、その間を何分割するかをNumber of Pointsで決めます。


sort1Pointタブ > Point SortRandomにし、パーティクルが発生する順番を不規則にすることができます。


particle1Forcesタブは以下のように設定することにより、パーティクルが一定の方向に流れます。また、Turburence(乱気流)を発生させることによって、パーティクルの流れにうねりを加えることができます。


particle1Particlesタブで重要なのは以下の項目です。

  • Birth: パーティクルの数
  • Life Expect: パーティクルの寿命
  • Life Variance: パーティクルの寿命の誤差

Feedbackを使って残像効果を出す

次に、null1にGeometry COMを接続します。Geometry COMPの役割は、3Dオブジェクトを保持し、シーン内での位置、回転、スケールなどを管理することです。これにより、3Dシーン内のジオメトリのトランスフォームやマテリアルの適用が可能になります。

また、Geometry COMPのセットとして、Camera COMP、Light COMP、Render TOP、Point Sprite MATを接続します。Point Sprite MATの役割は、ポイントをテクスチャ付きのスプライトとしてレンダリングすることです。パーティクルシステムで各ポイントを画像として表示する際に使用します。pointsprite1は、geo1にドラッグしParm: Materialを選んでください。正しく接続されていれば、geo1Renderタブ > Materialpointsprite1が登録されています。


次にFeedback TOPを使って、残像効果を出してみます。下図のように繋いでみて下さい。


level1のパラメータ > Levelタブ > Opacityがデフォルトの1のままだと、画面が真っ白になってしまうので、0.86ぐらいにしてみましょう。パーティクルが発光しているような効果が出ます。

transform1は、背景を黒にするために使っています。下図のようにパラメータを設定しましょう。


最終的にした図のようになります。

マウスの位置に集まってくるパーティクル

それでは、パークティクルがマウスの位置に集まってくる動きを作ってみましょう。Mouse In CHOPMath CHOPを繋いでください。mousein1のパラメータのControlタブ > Position Ytyは削除しましょう。


モニターの画面の左端から右端までマウスを動かし、mousein1のtxの値がどう変化するかを確認します。作者のモニターでは、-0.9~0.9でした。math1のRangeタブ > From Rangeにその値を入れ、To Rangeは-2~2にしてみましょう。なお、この値は、モニターに仕様によって変わります。


同じようにy座標用にもMouse In CHOPとMath CHOPを用意します。mousein2のパラメータのControlタブ > Position Ytyにし、Position Xtxは削除します。また、math2のパラメータは以下にしてみました。マウスを動かしながら微調整して下さい。


次に、Metaball SOPとForce SOPをparticle1に接続します。math1とmath2をmetaball1のMetaballタブ > tx、tyにそれぞれ出力(CHOP REFERENCE)して下さい。


force1のパラメータ > Forceタブ > Radial ForceをON、Force7にしてみましょう。パーティクルがマウスに付いて球状に動いたら成功です。

参考:Collision Detection

オブジェクトに当たって散らばるパーティクルのサンプルを作ってみました。興味がある人はサンプルを触ってみて下さい。

参考サイト

以下のサイトを参照して、レジュメを作りました。TouchDesignerのパーティクルは、YouTubeのチュートリアルもたくさんあって勉強しやすいと思うので、興味がある人はいろんなチュートリアルを試してみることをお勧めします。

初心者向け

【オペレータ解説】Particle SOP【SOP編】

中級者向け

TouchDesigner Particle Fireworks[パーティクルで花火]パート1

TouchDesigner Particle Fireworks[パーティクルで花火]パート2

上級者向け

Custom Interactive 3d Particle System TOUCHDESIGNER TUTORIAL

Exploding Star – constraining a particle system to a sphere TOUCHDESIGNER TUTORIAL