2.8 色彩のスタディ

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色彩を自由にコントロールできるようになることは、造形表現にとって非常に重要です。ここでは、「正方形」という単純な造形要素を使い、その制限された中で多くの色彩のバリエーションを作り出すことによって、色彩の相互作用を創造します。
また、通常、人間は特に制限がないと通常自分の好きな色しか使わない傾向があります。ですので、なるべく自分が普段使わない色を使ってみるということも、このスタディの目的です。

2.8.1 課題

8×8のグリッドに彩色し、5種類のバリエーションを作り出す

目的

  • 隣り合う色面同士の相互作用で、リズムや空間が生まれることを意識する
  • 構造のバリエーションを作る

条件

  • 5種類のバリエーションは、単純な「構造」から出発し複雑にしていく
  • 同じ構造で色が違うだけの作品は作らないようにする
  • 色彩は自由。RGBモードでもHSBモードのどちらを使ってもいい
  • 隣接するグリッドは違う色にすること
  • 次のテンプレートを出発点とする
2016_06_04_20_37
図2.8-a
リスト2.8-a
int grid = 50;  //グリッドの単位

size(400, 400);
noStroke();

for (int y = 0; y < width; y += grid) {
  for (int x = 0; x < height; x += grid) {

    //幅と高さが0~400なので、xとyをそれぞれ0~127.5に変換する
    //合計すると、0~255になる
    float c = map(x, 0, width - grid, 0, 127.5) 
      + map(y, 0, height - grid, 0, 127.5);

    fill(c);  //色を設定
    rect(x, y, grid, grid);

    println(c);  //デバッグ用
  }
}

2.8.2 サンプル1

画像をクリックするとサンプルのコードを見ることができます

2016_06_17_14_34
スタディ2.8-a
2016_10_02_16_12
スタディ2.8-b
2016_06_17_14_48
スタディ2.8-c
2016_06_17_14_48
スタディ2.8-d
2016_06_17_17_40
スタディ2.8-e

作成:小澤太一

2.8.3 サンプル2

2016_06_17_17_56
スタディ2.8-f
2016_06_17_17_57
スタディ2.8-g
2016_06_17_17_57
スタディ2.8-h
2016_06_17_17_57
スタディ2.8-i
2016_06_17_17_57
スタディ2.8-j

作成:三上航平