2015年度インタラクティブメディア概論A 第2回

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インタラクティブ・ミュージックビデオ

Pharrell Williams “Happy”

http://24hoursofhappy.com
ファレル・ウィリアムスの曲「HAPPY」。
この楽曲のプロモーションとして、24時間の時間帯それぞれのビデオを視聴者が選択できるミュージックビデオ。約4分の楽曲に合わせて様々な場所で踊る様々な人々を見る事ができる。

Bob Dylan “Like a Rolling Stone”

http://video.bobdylan.com/desktop.html
「ライク・ア・ローリング・ストーン」の革新的なインタラクティブ・ビデオ。この楽曲がリリースされたのは1965年だが、現代のテクノロジーを用いてミュージックビデオが作成された。
視聴者はこの仮想のテレビの中で、16個のTVチャンネルを上下の矢印で自由に切り替えられる。これらのチャンネルで放送されているのはよくあるアメリカのテレビ番組だが、どの番組を観ても出演者の口の動きが曲の歌詞と同期している。

OK GO, All Is Not Lost

http://www.allisnotlo.st/index_ja.html
OK GOのミュージックビデオでは、HTML5の機能を使って様々なインタラクティブな仕掛けがほどこされている。最初にユーザが自由にテキストをキーボード入力すると、そのテキストがミュージックビデオの中に反映される。また、ウィンドウも多数出現して来てそれぞれが曲と連動して動く。
【Google Chromeのみ】

The Wilderness Downtown

http://www.thewildernessdowntown.com/
初めに自分の育った場所のアドレスを入力すると、Googleマップが自動検索して、その場所の風景がミュージックビデオの中に反映される。
【Google Chromeのみ】

Just A Reflektor

https://www.justareflektor.com/
スマホとパソコンのカメラを利用する事によって、ミュージックビデオの映像そのものにリアルタイムにエフェクトをかける事ができる実験的なサイト。映像自体のクオリティも非常に高い。
【Google Chromeのみ】

Inside Abbey Road

https://insideabbeyroad.withgoogle.com/en
Googleのストリートビュー機能を使って、ビートルズのアビーロードが録音されたスタジオを再現している。Web上のVR作品と言えるか。
【Google Chromeのみ】

パブリックアートの中のインタラクション

Body Movies(ラファエル・ロサノ・ヘメル)


メキシコ人アーティストである、ラファエル・ロサノ・ヘメルの大規模インスタレーション作品。ロッテルダムの広場で建物の壁面に強力なサーチライトを照らし、その前で観客が好きなように遊ぶ。巨大な影絵作品。高度なテクノロジーも利用されていて、昼間の間の通行人が自動撮影されていて、参加者のポーズがその昼間の通行人の形に近いと、その画像が投影される。

Pulse Park(ラファエル・ロサノ・ヘメル)

http://lozano-hemmer.com/videos/pulsepark_nyc_hd.mov
同じ作家のニューヨーク、マジソン・スクエア・パークでのインスタレーション。
特殊な装置によって参加者の心臓の鼓動がセンシングされ、サーチライトの点滅に変換される。徐々に複数の参加者の鼓動が重なっていく。

Burble(ウスマン・ハック)

http://www.haque.co.uk/

発行する風船の集合体が、大勢の観客の共同作業によって様々な形に変化する参加型作品。

データビジュアライゼーション

News Map

http://newsmap.jp/
Googleニュースの可視化。ツリーマップというアルゴリズムを利用して表示されている。各国のGoogleニュースごとに、どういったテーマの記事が多いかが直感的に分かる。

Four Ways to Slice Obama’s 2013 Budget Proposal

http://www.nytimes.com/interactive/2012/02/13/us/politics/2013-budget-proposal-graphic.html?_r=0
New York Timesが可視化したアメリカ合衆国政府の2010年度予算案の可視化。簡潔なインタラクティブグラフィックスで4つのモードによって可視化されている。

Connected China

http://connectedchina.reuters.com
ロイターが発表した「Connected China」は、中国共産党の権力構造を、インタラクティブグラフィックスを利用して表現している。複雑な情報を簡潔なインタラクティブグラフィックスで表現した力作。

広告における展開

きゃりーぱみゅぱみゅ 増上寺ライブ

恋するマリオネット


British Airways「#lookup in Piccadilly Circus」

スウェーデンの地下鉄でのインタラクティブ広告

Museum of Me

http://www.intel.com/museumofme/r/index.htm
Facebookのアカウントを登録すると、その本人の友だちの画像やアップロードした写真、テキスト等が読み込まれ、参加者本人の「美術館」として再構成される。

プロジェクションマッピング

自身のやっていること

自身のサイト

http://r-dimension.xsrv.jp/projects_e/

食品中の放射性物質検査結果マップ(視覚化)

http://foodradiation.org/map/

レポート課題

1. 今日の講義の中で一番印象に残った作品とその理由。教員の作品以外のものを選んでください。
2. 自分が最近(2〜3年以内)で体験したインタラクティブメディアで、一番面白いと思ったものを詳細に解説し、なぜ面白いと思ったかも書いてください。Web、インタラクティブアート、スマホアプリ、広告等が考えられますが、ゲーム以外にしてください。