2026年度 4年ゼミ概要

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授業概要

本ゼミでは、テーマ/コンセプト主導とメディア横断、リサーチ重視の方針に基づき、卒業制作に取り組む。前期は思考と設計を重視し、個人や社会に関わる問いの設定、リサーチ、コンセプト形成を段階的に進める。中間発表までにテーマ・コンセプト・使用メディアを確定し、その選択理由を明確に言語化する。後期は試作と検証を繰り返しながら完成度を高め、展示として成立する作品へと発展させる。各回のゼミでは「リサーチ→思考→試作→フィードバック」の循環を重視し、表現と技術の両面から質の高い制作を目指す。

【前期】リサーチ+コンセプト形成フェーズ

4/14|ガイダンス:卒業制作とは何か

  • 研究室の方針共有(テーマ主導/メディア横断)
  • 卒制の評価軸説明
  • 年間スケジュール提示

課題

  • 自己関心リスト(10項目)
  • 過去に気になったテーマ3つ
  • アートとデザインについてディスカッション

4/21|関心の可視化

内容

  • 個人ワーク:関心、違和感、怒り、美しさ、不安、記憶、身体感覚、社会課題などを書き出す
  • 関心の共有
  • 「好き」から「問いの種」への変換練習

到達目標

  • 自分の制作の出発点となる関心を言語化できる

課題

  • 関心マップを作成
  • テーマ候補を3案出す

4/28|参考作品リサーチ1:参考作品研究1:アート表現のリサーチ

内容

  • 現代美術、映像、写真、インスタレーション、参加型作品、XR、AI作品などの事例共有
  • 作品を見る際の観点整理
    例:テーマ、コンセプト、体験設計、メディア選択、空間性、社会性

到達目標

  • 参考作品を単なる「かっこいい」で終わらせず、分析的に見られるようにする

課題

  • 参考作品5件を調べ、比較表を作る

5/12|テーマ設定1:テーマを深める

内容

  • テーマ候補の発表
  • 教員・学生間でのディスカッション
  • テーマの広さ/浅さの確認
  • 個人的関心と社会的文脈の接続を考える

到達目標

  • テーマ候補をより深い問いにつながる形に調整できる

課題

  • テーマ候補を2案に絞る
  • それぞれについて背景を調べる

5/19|リサーチ方法の基礎

内容

  • 卒業制作に必要なリサーチの種類
    • 文献調査
    • 作品・事例調査
    • 観察
    • インタビュー
    • フィールドワーク
    • 素材収集
  • 「調べる」と「作品に活かす」の違い
  • 調査倫理の確認

到達目標

  • 自分のテーマに合ったリサーチ方法を選べる

課題

  • 自分のテーマに必要な調査方法を3つ選び、理由を書く

5/25|テーマ設定2:問いに変える

内容

  • テーマと問いの違いを確認
  • 良い問いの条件
    • 曖昧すぎない
    • 調査可能である
    • 表現に接続できる
  • 各自のテーマを問いの形に言い換える

到達目標

  • 卒業制作の核となる問いを一文で表現できる

課題

  • 問いを1本作成
  • その問いの背景説明をA4半ページで書く

6/2|個別相談+問いの精査

内容

  • 個別面談形式
  • 問いの妥当性、広さ、表現への接続を確認
  • 必要に応じてテーマ再設定

到達目標

  • 今後のリサーチの方向性を明確にする

課題

  • 研究計画書の草案作成

6/9|研究計画書の検討

6/16|文献・背景調査の共有

6/23|参考作品研究2:表現とメディアの関係

6/30|コンセプト形成1:何を表現したいのか

7/7|コンセプト形成2:なぜその形式なのか

7/14|中間発表準備

7/21|中間発表リハーサル

  • スライド構成指導
  • 発表練習

発表内容(必須)

  • テーマ
  • 問い
  • リサーチ内容
  • コンセプト
  • 使用メディアと理由

★中間発表会(7/31)

※他教員参加

【後期】試作・制作・展示フェーズ

9/15|中間発表の講評整理

9/29|試作計画の作成

10/6|試作1:ラフプロトタイプ

10/13|試作2:体験設計の検討

10/20|素材・表現要素の検討

10/27|ユーザーテスト/体験者からのフィードバック

11/3|コンセプト再確認と再設計

11/10|本制作1:構造の決定

11/17|本制作2:表現の密度を上げる

11/24|展示計画1:作品をどう見せるか

12/1|展示計画2:プレ展示・仮設営

12/8|最終調整1:作品完成へ向けた講評

12/15|最終調整2:発表準備

12/22|最終発表前確認/総まとめ

1/5|展示準備

1/20|卒制審査会

2/12 – 14|卒制展

3/9 – 22|ゼミ展(3年の展示と同時開催)

評価基準

出席は前期、後期それぞれの日程の2/3以上。この出席には、発表会、展示、講評会などが全て含まれる。
前期・後期とも共通の採点基準: 出席 –> 50% 中間発表 –> 15% 最終制作 –> 25% 授業参加 –> 10%