次に、立方体をドラッグによって回転させてみましょう。
QCにはマクロパッチという概念があって、いくつかの機能のパッチを組み合わせてグループ化する機能があります。
ユーザ自身が作ることもできますが、初めから用意されているマクロパッチもいくつかあります。
今回は「TrackBall」というパッチを使います。
マクロパッチは通常のパッチの角が丸いのに対して角が四角になっています。
注!! ここから先の実習はキャプチャ映像をテクスチャにしているので、カメラが使えない環境の人は画像をテクスチャとして貼り込んでください。
「TrackBall」をEditorに配置してください。
次に、「Video Input」と「Cube」を同時に選び、Editメニュー>Cutを選び、一旦消します。
そして、TrackBallをダブルクリックすると、そのTrackBallパッチの中身が表示されるので、Editメニュー>Pastを選び、一度消したパッチをペーストします。
この時、左上のパスを見ると、Root Macro Patch > TrackBallとなっています。
つまり、Video Inputパッチと、CubeパッチはTrackBallパッチの中にあるのです。
Macroパッチは、その中にパッチを内包することができるパッチだと覚えておきましょう。
ビューワ上の立方体をドラッグしてみてください。グリグリ回転するようになっています。
パッチの階層
ここで、パッチの階層を見てみましょう。
Quartz Composerプログラミングガイドより引用。
Macroパッチはその中に更にMacroパッチを含むことができるので、複雑な構造になるといくつもの階層になる場合があります。最初は2つぐらいの階層で練習しておいて、慣れてきたらいくつも階層を作ってみましょう。