2010年度インタラクティブメディア概論A 第1回

1. インタラクティブアートとは

インタラクティブアートの定義

インタラクティブアートとは、鑑賞者を何らかの形で取り込む、インスタレーションを基本とした形式である。
あるインスタレーションは鑑賞者を中に歩いて入らせたり周りを歩かせたりする。作品は多くの場合コンピュータやセンサーを反応させる形になっている。大抵のインターネットアートやエレクトロニックアートの例は、多くの場合インタラクティブである。
鑑賞者がハイパーテキストの環境を操作することができたりする作品もあり、それは作品が外部からのテキストや視覚的な入力を受け入れる形になっているからである。また、鑑賞者はパフォーマンスのシナリオに影響を与えたり、参加することさえもあり得る。(wikipediaの部分を英訳)

2. インタラクションについて考えてみる

インタラクションとは

相互作用、交互作用、相互交流などと訳される。2つ以上の人、物、事が互いに影響を及ぼすこと。

対象から見たインタラクション

・人 ⇄ 人
・物 ⇄ 物
・物 ⇄ 環境
・人 ⇄ コンピュータ
・人 ⇄ コンピュータ ⇄ 人
・人 ⇄ コンピュータ ⇄ 環境
・物 ⇄ コンピュータ ⇄ 物
・植物 ⇄ コンピュータ
・動物 ⇄ コンピュータ

3. インタラクション別における実例

1. 人 ⇄ 人

ダンス

One Flat Thing, Reproduced
Synchronous Objects

お笑い

ラーメンズ(レストランそれぞれ同音異義の交錯

演劇

チェルフィッチュ

ジャズ – バップ

まずはブルースの曲を聴き比べる
 Now’s The Time – The Quartet of Charlie Parker
 Sportin’ Crowd – The Jazz Messengers At The Cafe Bohemia
インタープレイを聞いてみる(Waltz For Debby – Bill Evans Trio, ベースが特徴的)
インタープレイとは→ジャズの即興演奏の中でも、より相互作用性が高い演奏。お互いの演奏にリアルタイムに反応することによって演奏全体が変化していく。

2. 物 ⇄ 物

ペーター・フィッシュリ/ダヴィッド・ヴァイス(事の次第)
佐藤雅彦(ピタゴラ・スイッチ)

3. 物 ⇄ 環境

テオ・ヤンセン (Strand Beest