2024年度 3年ゼミ概要

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授業概要

野口研究室は、以下のキーワードに関連するプロジェクト/作品制作を行ないます。

ソフトウェアデザイン、インフォメーションデザイン、インタラクティブアート

基本的にはソフトウェア開発を中心に作品制作や研究を行います。作品としてはスマホ/タブレットアプリ、サウンドヴィジュアライザ、VJシステム、A.R.などがあります。Max/MSPやQuarz Composerなどのヴィジュアルプログラミング環境も含みます。

学生への要求条件

やる気がある人。作品制作の基盤としてインフォメーションデザインの実習とプログラミングの実習が中心ですが、習熟度は問いません。ゼミでのカリキュラムは基礎的なところから復習します。アイデア/企画力と実現能力の両方を高めたい人を希望します。

習得する能力の目標

1. 芸術的な感性と工学的な技術開発能力の洗練
2. 授業内での発表やディスカッションによる、プレゼンテーション能力の洗練
3. 自身のプロジェクトのリサーチや文献研究を通した、リサーチ力の養成
4. 自身でイベントを企画/運営することによる、プロデュース能力、ディレクション能力、社会性の養成

目標とする人材

頭も手も体も動く人

授業内容

3年の4, 5, 6月は、タイポグラフィやグリッドシステム、色彩など、基礎的なインフォメーションデザイン実習をおこないます。7, 8月はTouchDesignerの実習を行います。

後期の前半は、ゼミ展の準備です。予算はゼミ費から出ますが、この展示運営における予算編成、広報関連の実務を通して、自主的に表現の場を作り、社会との接点を探ることの意味を考えます。
後期の後半は、Adbe XDを使用したユーザーインタフェース実習を行い、さらに同時進行でポートフォリオ作成も行います。

教員の専門領域

以下のサイトを参照のこと
https://r-dimension.xsrv.jp/classes_j/(授業サイト)

https://yasushinoguchi.org/(個人サイト)

教員の得意分野

<領域>
ソフトウェアデザイン全般、メディアアート全般、グラフィックデザイン(元々はこの分野の出身)、現代美術(今やっている)、都市論、文化人類学(現在、人類学者と共同研究中)

<技術>
Processing、TouchDesignerなどのビジュアルプログラミング、JavaScript、D3.js、PHP、MySQL、映像編集など

前期スケジュール

【4/16】ガイダンス

  • 自己紹介(3、4年)
  • 事務連絡
  • グループ制作課題
  • グループ決め

【4/23】タイポグラフィ1

  • タイポグラフィの領域
  • 和文書体について
  • 欧文書体について
  • 文字組実践ワークショップ

参考1:Adobeフォント

参考2:和文の定番フォント

参考3:欧文の定番フォント

参考4:フォントの性格の比較

参考5:フォントのトレンド2022

【4/30】タイポグラフィ2

【5/7】ロゴデザイン1

【5/14】ロゴデザイン2、グループ制作のテーマ報告

【5/21】レイアウト1

【5/25(土)・26(日)】タイポグラフィワークショップ

【5/28】休講

【6/4】レイアウト2、グループ制作のリサーチ報告

【6/11】フライヤー制作、グループ制作の企画発表

【6/18】フライヤー表面の講評、グループ制作の進捗報告、OCの準備

  • 4限にオープンキャンパスの準備を行う。

【6/25】TouchDesigner実習1(2年次の復習)、木工実習

【7/2】TouchDesigner実習2、グループ制作の進捗報告、フライヤー裏面の講評

注)フライヤー最終版提出

【7/9】TouchDesigner実習3、木工実習、フライヤー最終提出(投票)

【7/16】TouchDesigner実習4、グループ制作の進捗報告

【7/23】TouchDesigner実習5、グループ制作の進捗報告

【7/30】TouchDesigner課題講評、グループ制作の進捗報告

後期(仮)

[9/17] ゼミ展準備

[9/24] ゼミ展準備

[10/1] ゼミ展準備

[10/3, 4] ゼミ展搬入設営

  • ゼミ展 10/5〜10/14(10/15撤収)

[10/8] 休講

[10/15] 片付け・進路ガイダンス

[10/22] UIデザイン 課題の導入とリサーチの準備

  • 食に関する社会課題について理解し、リサーチの準備を行う。

[1029] リサーチとユーザー調査・Figma実習1

  • 小課題1の確認。
  • 競合調査:既存のサービスやアプリケーションを分析し、どのように社会課題にアプローチしているかを調査する。テンプレートを使う。
  • Googleフォームを使って、ユーザーニーズを把握するためのアンケートを作成する。
  • Figma実習1(基礎)

[11/5] ユーザーペルソナ

[11/12] ユーザージャーニー、企画案の決定、ディスカッション

◎グループ課題チェック(修正点の洗い出し)

[11/19] サイトマップとワイヤーフレーム・Figma実習2

[11/26] ワイヤーフレーム

[12/3] 展示準備のため休講

[12/10] ワイヤーフレーム完成・ユーザーテスト

[12/17] プロトタイプ作成

◎グループ課題チェック

[12/24] プロトタイプ完成・ユーザーテスト

[1/7] 最終課題講評(プロトタイプ)

  • ◎グループ課題チェック

[1/15] 3年合同発表会

課題

■グループ制作課題(課題変更)

●「グラフィティ」をテーマとした作品を制作する。作品形態やプラットフォームは自由だが、プログラムはどこかで必ず使うこと。 例年、Processing、TouchDesigner、Unityが多い気がする。

参考1:グラフィティとは

参考2:グラフィティを使うアーティスト

■後期ポートフォリオ課題

●課題:自身のポートフォリオサイトを作成する。

●条件:

  • 基本的には就職活動用だが、アーティスト活動用、趣味用など、目的は各自で設定していい。
  • どのようなプラットフォームでもいい。Wix、Adobe Portfolio、Portfoliobox(有料)、Wordpress、Behance、SNS、vivivitなど。もちろんhtmlタグを書いて普通にサイトを作ってもいい。
  • 期限は、2024/1/17の合同発表会で展示するので、それまでに完成させること。

参考:
https://yasushinoguchi.org/
https://collab.t-kougei.ac.jp/

評価基準

出席は前期、後期それぞれの日程の2/3以上。この出席には、発表会、展示、講評会などが全て含まれる。
前期の採点基準: 出席 –> 50% 小課題 –> 15% 最終制作 –> 25% 授業参加 –> 10%
後期の採点基準: 出席 –> 50% グループ制作 –> 20% 最終制作 –> 20% 授業参加 –> 10%